ヒトの身体を構成する背骨・骨盤について
歪みの原因には様々なことが考えられます。
ヒトの身体の基盤である骨盤から伸びる背骨は1つではなく
・頚椎
・胸椎
・腰椎
・仙骨
・尾骨
と分かれており、全部で27~28個あります。
また、骨盤を構成する骨も左右3個ずつ別の骨が存在しており、日常生活で脚を組んでいたり、変な姿勢で座っているなどで関節のバランスが崩れ、そのまま定着してしまいます。
するとその関節についた筋肉に対してストレスが加わり、痛みを生じる身体になってしまうのです。
患者さまに合わせた矯正治療を提供
歪みが起こる原因というのは一箇所ではなく、様々な場所で起こるものであると考えられるため、矯正治療もその原因に合わせた治療を行わなければなりません。
そのため、イルカ整骨院グループでは様々な歪みを改善するための矯正治療を細かく分けており、患者さまに合わせた矯正治療を行います。
当院で行う矯正治療について
当院で行う矯正治療には
・背骨矯正
・猫背矯正
・骨盤矯正
・産後骨盤矯正
・O脚矯正
があります。
背骨矯正
背骨の歪みを整えます
背骨矯正では
・頚椎
・胸椎
・腰椎
の3部位に対して各関節を動かし、各背骨を正しい位置に戻す治療法です。
※矯正時に関節で音が多少鳴ります
背骨矯正を行うことにより背骨の動きが改善し、筋肉のつっぱりも解消されます。
背骨矯正はこんな方におすすめ
- 背中のだるさ
- 慢性的な頭痛がある
- 肩が上がらない
- 腰の痛みが取れない
猫背矯正
悪い姿勢は改善できます
自分の身体を横から撮影した際に、首が前に出ている方は『上位交差症候群』かもしれません。
頭が身体に対して前に出ている状態は、胸部や背部に問題があります。
・胸の前の筋肉が緊張して、背中を前に丸めている
・首の前の筋肉が弱く、あごが上がっている
・首の後ろの筋肉が緊張している
・背中の筋肉が弱く、背中を伸ばせない
上記のような症状が重なることで上位交差症候群が引き起こされます。
硬い筋肉をストレッチしてあげることで元の位置に戻すことができるため、しっかり治療することによって姿勢の改善へと導くことができます。
何も治療していない状態で姿勢を正そうと思っても、硬い筋肉が邪魔してしまい、姿勢を正すこと自体が大変なストレスとなってしまいますが、緊張を解いてあげることによって正しい姿勢をキープする方が楽になり、反対に悪い姿勢の方がつらいと感じるようになるでしょう。
猫背矯正はこんな方におすすめ
- 首の痛みや、頭痛がある
- デスクワークで背中が丸まりやすい
- よく姿勢が悪いと言われる
- 背中を意識して正した際に長続きしない
骨盤矯正
骨盤による身体の歪みを整えます
骨盤が正常よりも前に傾いた状態を『骨盤前傾位』と呼びます。
骨盤が前傾してしまう原因はたくさんありますが、多くの方は
・背中の筋肉が硬い
・太ももの前の緊張が強い
・腹筋が弱い
・太ももの後ろの筋肉が使えていない
ことが重なって骨盤が引っ張られてしまう、『下位交差症候群』と呼ばれるものであることが多いです。
この場合、腰が反りやすくなってしまうため
- 後ろに反ると痛みが出る
- 長時間立ちっぱなしで腰が痛くなる
- 背骨の中心が痛む
- 全体的に痛いというよりもピンポイントで痛みがでる
といった症状が出やすいです。
このタイプの歪みの場合、骨盤の前傾をとらなければマッサージなどで筋肉を柔らかくしたとしても元に戻りやすくなってしまいます。
骨盤矯正はこんな方におすすめ
- 腰を反ると痛みが出る
- 長時間経っていると腰に痛みが出る
- 脚をよく組んでしまう
- ズボンの前ポケットによく物を入れる
産後骨盤矯正
産後の骨盤を放置してはいけません
女性の身体はホルモンによって、出産時に骨盤が大きく開き、胎児を外に出しやすくする反応が見られます。
出産時に開いた骨盤は、時間の経過とともにゆっくりと締まっていきますが、その際に真っ直ぐ元に締まるとは限りません。
歪んだ状態で元に戻った場合、骨盤から伸びる背骨も歪むことにつながるため、腰だけでなく背中や肩、首の痛みが出やすい身体になってしまうため、出産後はきちんと産後骨盤の矯正を行うことをお勧めします。
また、産後骨盤矯正にかかる期間は約3ヶ月です。
その間にもトレーニングを行わなければまた骨盤の歪みが出てしまうことにも繋がってしまうため、矯正中はしっかりとトレーニングとセットで行うことが大切です。
※ 産後骨盤矯正は出産後2ヶ月後から施術可能です。
※ 産後1ヶ月は出産で使用したお身体を回復させる大切な時期になりますので、この期間での施術は行いません。
※ 出産後2ヶ月経っても体調がすぐれない場合は無理に施術を受けるのではなく、担当医にご相談の上、施術を行わせていただきます。
産後骨盤矯正はこんな方におすすめ
- 出産後の方(産後2ヶ月経った)
- 出産後、体型の変化を気にされている方
- 出産後に痛みのない身体にしていきたい方
O脚矯正
筋肉の緊張によってO脚が引き起こされます
直立した状態で両足の内くるぶしをくっつけた際に、両膝の間に大きな隙間ができる方は、『O脚』と呼ばれる状態です。
この状態では、脚の外側の筋肉に緊張が出やすくなり、また膝関節の中では内側の軟骨に圧がかかり、将来痛みが出てしまう可能性があります。
『O脚』には
・骨性:軟骨がすり減って変形したことで起こる
・筋性:筋肉の緊張によって関節が歪むことで起こる
2つの原因が考えられます。
骨性の場合、骨を元に戻すことはできないので、根本治療をすることはできませんが、関節の動きを正常に戻すことで、歩行時の痛みなどを改善する効果が期待できます。
筋性の場合、筋肉の緊張によって関節が歪みO脚になっているため、筋肉をストレッチ、マッサージしてほぐしてあげることによって正常な位置に関節を戻すことが可能です。
普段の生活での立ち姿勢、歩き方などから積み重なって起こる歪みのため、矯正後は日常生活に気をつけて過ごすことが重要となります。
O脚矯正はこんな方におすすめ
- 立ち姿勢で膝の隙間が大きく開いてしまう
- 膝の内側が痛む
- 膝関節の内側を触ると圧痛がある
- 階段の昇降時に膝に痛みが出る
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イルカ整骨院 学芸大学でございます。